フィリピンにはスペインの影響を受けた料理が数多くあります。
アドボはスペイン語で「マリネ」「漬け込む」を意味します。
熱帯気候のフィリピンにとってお酢で煮たアドボは、腐りにくく、
数日間保存が効くという利点から家庭料理として広まりました。
家庭ごとに肉の種類や具材に特徴があります。
エネルギー:341 kcal | たんぱく質:23.3g |
脂質:19.1g | 炭水化物:25.7g |
食塩相当量:1.6g | カルシウム:52mg |
ビタミンC:36mg |
材料(2人分)
- 手羽元...4本
- 卵...2個
- じゃがいも...2個
- 玉ねぎ...1/2個
- ニンニク...1片
- 油...小さじ2
- 水...1/3カップ
- リーフレタス...2枚
- 【A】
酢...大さじ1と1/2
醤油...大さじ1
料理酒...小さじ2
砂糖...小さじ2
黒こしょう...適量
ローリエ...1枚
作り方
1. ボウルに手羽元と【A】を入れ15分ほど漬けておく。
2.鍋に十分な量の水を用意し、水の状態から卵を入れ10分ゆでる。
流水に上げて殻をむいておく。
3. じゃがいもは、皮をむかず芽を取り4等分にしておく。
玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
4. フライパンで油を中火で熱し、ニンニクを入れる。香りが立ったら、漬けておいた
手羽元を加えて焼き色がつくまで炒める。(手羽元の漬け汁は残しておく)
5.手羽元に焼き色がついたら、じゃがいもと玉ねぎ、残しておいた漬け汁、水1/3カップを
加え中火で20分煮る。ゆで卵を加え弱火でさらに5分ほど煮詰める。
6.器にリーフレタスを添え、盛り付ければできあがり。
メモ・ワンポイント
骨付き肉の調理に酢を使うことで、骨の健康に必要なカルシウムが煮汁に溶け出し
摂取しやすくなります。
骨はたんぱく質とコラーゲンによって強化されます。手羽元と卵には「たんぱく質」が、
じゃがいもにははコラーゲンの再形成の必要な「ビタミンC」が多く含まれています。